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2010年11月07日

咲花ボール+誕生秘話



補助金を使って東京から講師を招いて一緒に開発した
地元スペシャルな料理です。

その名も咲花ボール。世に送り出して早一年が経ちました。
咲花温泉8軒の共同企画です。

まあコロッケなんですけどね。

でも、たかがコロッケでも ちょっとしたルールがあります。
いつか日の目を浴びるまで長続きするように、みんなで考えた鉄のルールw

一、全旅館が提供し、一口サイズのおしゃれなコロッケとする。
一、五泉名産の里芋・レンコンのいずれか、あるいは両方が味のメインとなるコロッケとする。
一、提供方法は、食事の後半部分で、ご飯を出す時に一緒に提供する。
一、最高品質の地場産食材だけど、ホッとする料理と思ってもらえるように、
   あえて味付け(塩コショウなど)はしっかり目、冷めても美味しいように
一、文句を言われても辞めない。改良に改良を重ねてずっと続ける。
一、上記以外は肩がこるので各旅館におまかせ

ふむ。うちは蓮根を使ったコロッケですけど、おかげさまで一年間続けることができました。
蓮根は風邪の妙薬とも言われていて、この時期ぴったりです。

(宿泊プランによっては付かない場合もあるので、どうしても食べたい場合は
予約時におっしゃっていただければ、ご用意いたします。)

一緒に開発した先生(残念ながら名前は出せないんだなこれが・・・)は、
有名な料理人だけど、
小難しいことは言わなかったし、
でもこだわる所はとことん譲らなかったり、
話すとふんわり明るい独特の空気をかもし出す・・・そんな先生でした。

偉い人と一緒に仕事してて、まさかコロッケを作るとは思ってもみなかったけど
皆さんよく食べるし、結果オーライだわこれ(笑)



以下、会議中で出た先生の話・・・

流行に乗って新しいものを提供すれば、そりゃあすぐ売れますよ。
でも10年続きますかねぇ?

世の中には1000年近く続いてる飲食店だってあるんです。

なんでかって考えるとやっぱり、地元の魅力を理解してるし
地元を愛してるし、ずーっとおんなじこと昔からやってる。
でも、おんなじに見えるかもしれないけど、そこにはちょっとずつの工夫が積み重なっているわけで
それが何百年って積み重なってるから強いんだと思うんですよ。

皆さん旅館の経営者だから分かると思うけど、飲食業やってて急に儲かって
ジャンジャンうまくいって、「はい。もう引退してゆっくりやりますわ」なんてまずないじゃないですか。

でもやっぱり昔っからやってる中での、お付き合いとか信頼・信用で
今もご商売なさってるわけでしょ?誰でもいきなり信用なんて勝ち取れませんからね。

だから、なんか作るって言うときは、流行を取り入れたり、次はこれが当たるんじゃないか?
とか予想してみたり・・・・まあそれもひとつかも知れないけど、それよりも
皆さんなりの歴史ってものがあるんだから、そこを大事にしてあげたいと思うんです。

私が「これを作れ」って言ったほうが話は簡単なんですけど、
皆さんそんな人に押し付けられたもの続けられる気がしないでしょ?

こういった機会に皆さん自身の歴史をひもといて調べてみたり、
お年寄りに昔の話を聞いてみたり、
そうやって自分のルーツみたいなものを発掘した方が
かえって強いものができたりするんです。古すぎて新しいって言うんですかね。

商品開発ってPRにお金をどんどん使えばある程度売れるんです。
でもいまの時代そんな成功のしかたをしてる人っていないですよ。
バブルじゃあるまいし。

なるべく皆さんが普段やっている延長線で、
地元の食材を使って行けば、いつか必ず目玉になれる日が来ると思うんです。
その時にみんなで考えだして、いまだにみんなでやっている料理ってことになったら
すごくないですか?

その日まで諦めないで低空飛行でもいいから、1000年ってわけじゃないけど
10年くらい続けてみませんか?

長ーく続いてる専門料理店に多いんですけど、そういう店はお客さんに文句言われても絶対に辞めませんよ。
辞めるんじゃなくて改良するんです。少しづつ。それを何十年、何百年ってずっと繰り返すんです。

100種類の料理をつくるのもいいけど、
たった一つだけど一度作ったものに100種類の工夫をこらして
ずーっと続けるって言うのも立派だと思うんです。

やめちゃうのって簡単じゃないですか。

以下略

んで、ひと山 ふた山 乗り越えて コロッケに落ち着きました。

10ヶ月くらいの間、暇を見つけては東京から来てくれました。

我々にこういう話を事あるたびにしてくれて、本当に我慢強い人でした。
押し付けるんじゃなくて、導いいてくれた感じですね。

やっぱ僕らみたいなイナカモンって東京の有名人が来ると
どんなスゴイことやってくれるんだろうって期待するじゃないですか。

サラッと「そんなのあるわけないじゃん」って言う感じのwww
非常に親しみやすい先生でした。

どうでしょうか?写真には映らないストーリー(笑)見えましたか?

どうしてブログこんなに長いんだろう、いっつも・・・・

PS
この話を聞いてる時、うなぎ屋さんの秘伝のタレを思いましました。
あれってごく普通の配合で家庭でも作れちゃうくらい簡単な割合なんだけど
何十年もアツアツの脂が乗ったうなぎをくぐらせてるから、あんなに美味しいタレになるんだってさ。
・・・結局家庭じゃ作れねーじゃねーかよって話ですよね・・・


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